2022年10月4日火曜日

ストップランプスイッチの交換 デュトロルートバン

前回の続きです

スイッチが入荷しましたので早々に交換作業に取り掛かります


この車のスイッチはプラスチックで出来ており初めてみるタイプです。
スイッチを頼んだらカラーも付いてきたので、おそらく再使用不可なのでしょう


交換手順他、取り付け基準などまったくわかりませんのでディーラー工場に問い合わせするも、休みで困ってしまいました。

しばらくあれこれやっているうちに、結局ひねれば簡単に脱着できることがわかりました。


カラーを交換するために外そうとしましたがうまく外れません

バラバラにしてやっと外すことができました。確かに再使用不可ですね


取り付け状態の様子です

カラーをはめてスイッチの高さを確認し ひねるだけです

取り付け前に本体カプラに差し作動の確認したのは言うまでもありません。ABSランプも消えストップランプも点灯してます


スキャナにて故障履歴を消去し作動状態を確認してみました

ブレーキペダル放した状態


ブレーキペダル踏んだ状態


 マスターシリンダーの各数値も拾っているのでセンサー類も正常と判断できますね

整備基準は不明ですがこれできまりのようです


蛇足ですが前回の点検内容を貼っておきますのでご参考にどうぞ

ドライバー ときどき整備士: ABSランプ点灯 点検編 デュトロルートバン (kumayarou.blogspot.com)


デュトロにスキャナをつなぐのは初めてでしたが、スキャナが日本語対応ではないので この車種にたどり着くのに時間が掛かったところではあります。


経験や勘に頼る整備の時代はもう昔の事になってしまいましたね。新しい技術を理解・吸収するには 私は歳を取りすぎたようです・・・

2022年10月2日日曜日

ABSランプ点灯 点検編 デュトロルートバン

今回は珍しいABSチェックランプの点灯・点検です

ドライバーさんからABSランプ点いたと連絡を受け、ブレーキが効かなくなるわけじゃないと伝え入庫後点検しました。

確かにエンジンを掛け直してもチェックランプは消えません


で、経験上4輪いずれかのABSセンサーの断線を疑うわけですが、部品を注文するにも不良個所を断定しなければなりません。

そこでいつもの中華スキャナ登場です


エラーコードを確認すると写真のような現在故障を拾いました

P0504 ストップランプスイッチ不良 だそうです


ライブデータでもスイッチがONになりません


当然ですがストップランプも点灯してません

ABSセンサー関係のエラーでもう一つ確認しましたが、こちらはちょっと手が付けられなさそうなので、とりあえずストップスイッチを交換し様子を見る予定です。

C1422 マスターシリンダー圧力センサー不良


 センサー類が多用されている今の車は故障原因が複雑に影響しあっているので、ピンポイントで原因にたどり着くには手間が掛かりますね。

ディーラーの点検料が高いのも納得です・・・

つづく

2022年9月20日火曜日

ACコンプレッサーの交換 スバル サンバーバン

夏も終わったというのに・・・またクーラーネタです

右の白いサンバー 夏前からクーラーが効かずドライバーさんには暑い思いをさせてしまいましたが、今回同型車が廃車になるのを機にクーラー修理をしました。

症状は冷たい風が出てこないとのことでした。

先ずはゲージをつないで圧を確認しましたが漏れは無さそうです。というか、マグネットクラッチ(以下M/C)が入らず低圧と高圧がバランスしています。調べてみるとM/Cまでは電気が来ていますが励磁していません。コイルの導通を調べてみるとどうやら内部で断線しているようです。

と、ここまでは夏前にわかっていたことでしたが、サービスカーに多額の修理代は掛けられません。そこで今回、同型車の廃車がでたので思い切ってACコンプレッサー交換を実施しました。

ドナー車(左)と修理待ちのサンバー


サンバーはリヤエンジンの為、荷室の点検蓋を開けてエンジンルームにアクセスします。リヤエンジンなんて まるでバスみたいですね。重量配分はどうなっているのでしょうか?


コンプレッサーはオルタネータの前側にあります。

ベルト1本でオルタネータまで駆動しているので、コンプレッサーのM/Cベアリングが焼き付いてもクーラーベルトを外して走らせる荒技が出来ません。ちなみにキャンターの4P10エンジンも同様です。


ベルトを緩めるときに気が付いたのですが、ベルト調整のテンショナー(調整ボルト)がありません。ベルトを張る時にはオルタネータを張る方向に寄せながら固定ボルトを締め付ける事になります。


外れたコンプレッサー(右)とドナー車外しのコンプレッサー(左)

外して分かったのですが、M/Cのベアリングにゴロもでていましたので丁度良い機会だったのかもしれませんね。しかしドナー車のオイル滲みも気になるところではありますが・・・


コンプレッサーの脱着自体はスムーズに出来ましたので、ドナー車に不良コンプレッサーを戻すあいだに真空引きをしています。当日は雨でしたので充分引いてやりました。


真空ポンプを止めてゲージが上がらないのを確認した後ガスチャージします。

で、お約束のサービス缶 熱湯投入で規定量きっちりガスを入れました。


 あとは試運転がてら燃料を入れに行き、冷え具合を確認しての作業終了になりました。

その後ドナー車はドナドナされて行くのでした。

2022年8月12日金曜日

エンジンシステムアラーム 故障コードの探究 520500-0

エンジンシステムアラーム点灯で修理予定の車両ですが、興味深い資料を見つけたので少し掘り下げてみたいと思います。

故障コード
SPN-520500  FMI-0

こちらは例のマルチインフォメーションディスプレイで拾った故障コードです。
故障コードの内容はググれば大体の見当はつくのですが、さて対応策はというと なかなかたどり着かないものです。

で、たまたま目にしたのがこの資料です。


 どうでしょう?ダメ元で点検できる簡単な項目もいくつかありそうですね。

野良整備では限界がありますが、これらのトラブルシュートは機会があったら検証してみたいと思います。

2022年8月8日月曜日

コンデンサーモーター オーバーホール キャンター


今回は前回外れたコンデンサーモーターのオーバーホールです。

あらかじめ分解・清掃し必要な部品をそろえましたが、ブラシも純正部品の設定が無くネット通販にてちょうど良い物をさがしました。


先ずはゴロの出ていたベアリングの交換です。

後でゼット(オイルシール)を外しバラしてみましたが、水が入った様でグリスが白濁していました。冷房シーズンイン点検時とシーズン中にはコンデンサーを水洗いしていますが、程ほどにしたほうが良いみたいですね。


新しいベアリングを圧入します。

コンミュテータは後ほど清掃しますが、ベアリングを入れる前にやればよかったと後で気がつきました。


今回はペーパーでヤスって磨きましたが、ベアリングを入れる前にシャフトをドリルでくわえ、回転させながら磨けば写真よりもきれいに仕上がります。


ブラシのサイズで探すとリード線の出る向きの合うものが無く、これでもなんとか納まるのでこれで組上げていきます。


リード線でブラシを圧縮しながら固定しアーマチュアを挿入します。



あとはケースを元どおりにかぶせ、数か所カシメてやれば完成です。


動作テストしてみました。

バッテリーにつないだ状態で無負荷では約1A流れてますが、ファンが付いてエンジン稼働状態(13.8V)ならもう少し電流値が上がるのかも知れません。ちなみに突入電流はメーター読みで約4Aくらいでした。


実は前職でセルモーターのオーバーホールはある時期毎日やってましたので、これくらいのオーバーホールなら今の作業環境でもなんとかこなす事ができました。

部品代もわずかなので、手間さえ惜しまなければオーバーホールに挑戦してみるのも車の理解を深めるのに役立つかもしれませんね。

たとえ壊れても、これで路上故障し運行がストップする事はありませんので・・・


おまけ

デュトロで外れたコンデンサーモーター




 こちらも部品がそろえばオーバーホールの様子をお知らせしたいと思います。

2022年8月7日日曜日

エンジンシステムアラーム点灯 エンジンストール キャンター


高速走行中、エンコ(エンジン故障)は突然起きました。

ドライバーさんから連絡を受け、とりあえずかけ直せば走れるとの事で下道(一般道)で車庫まで帰ってもらうよう伝えました。
入庫後ダイアグを確認したところライン圧低圧異状の履歴が残っており、何らかの原因で燃料が供給されなかったようです。

上の写真はフューエルポンプのフューズを抜き故意に症状を再現させたものです。


マルチインフォメーションディスプレイでの故障表示です。

故障コードは確認できますが、内容は検索して確認する事になります。


で、いつもの中華スキャナーの登場です。

現在故障 520500

レール圧が低く、高圧系統の漏れチェック等が読み取れます。


これ以上は素人整備ではどうする事も出来ませんので、履歴を消去しました。


一応ライブデータを確認してみました。

サービスデータが無いので、この数値が正常なのかはわかりません。

後にこの車両、ふそうにてサプライポンプを交換してもらう事になります。


実はこの車両と同年同型車が同様の故障で、サプライポンプとコモンレールを交換してますが、4P10エンジンは40万キロ辺りから不具合が出る様ですね。

他にも1台、高速で路上故障してますので、使用者責任とはいえ いかがなものかと思います。

2022年8月6日土曜日

クーラーコンデンサーモーター交換 デュトロルートバン編



更新が滞ってますがネタには尽きません。決して小出しにしているわけでは無いので時々遊びに来てくださいね。

今回はデュトロルートバンのコンデンサーモーター交換です。症状は単純に冷たい風が出ないとの事で、クーラー掛け始めの数分は冷風が出ますが次第に温くなる症状でした。他車に比べてコンデンサーファンの勢いが明らかに弱かったのでモーター不良と判断しました。

この車種は以前にもコンデンサーを交換した事がありますがユニットを抱えているフレームごと降ろした覚えがあり、今回はファンモーターのみ交換ですのでなるべく大仕事にならないよう最小限にバラしていきます。

先ずはコンデンサーにアクセスしやすいようバンパーを外します

コンデンサーユニットは運転席の下にあります。

作業スペースを稼ぐ為ドアステップを外しましたが・・・

ファンシュラウドの取り付けボルトのうち上奥が弛められない為、結局周辺をバラバラにすることに。

泥除け取り付けステーが邪魔してファンユニットが落ちません。ここまでバラすとコンデンサーもぶら下がっている状態です。


外れたファンユニットと新品モーターです。

写真の左右4カ所の取り付けだけではなく、上側にある取り付け2本を外すのが苦労したところです。


 新品のモーターと交換して元どうりに収め完成となりました。


キャンターのコンデンサーモーター交換の時もそうでしたが、ユニット取り外しに1時間、モーター交換に10分・・・

まあこんなもんです。


試運転し確認したところ交換前は、例えればブロアスイッチ1くらいの風量だったのが、モーター交換後はスイッチ4くらいの風量になりました。

作業日は30℃以下でしたが凍えるくらいの冷たい風が出ています。

前回の作業を貼っておきますので興味のある方はのぞき見して下さいませ


クーラーコンデンサーファンモーターの交換 キャンター 2015年式 43万キロ走行

ドライバー ときどき整備士: クーラーコンデンサーファンモーターの交換 キャンター 2015年式 43万キロ走行 (kumayarou.blogspot.com)

クーラーコンデンサーの交換 デュトロルートバン

ドライバー ときどき整備士: クーラーコンデンサーの交換 デュトロルートバン (kumayarou.blogspot.com)