2022年9月20日火曜日

ACコンプレッサーの交換 スバル サンバーバン

夏も終わったというのに・・・またクーラーネタです

右の白いサンバー 夏前からクーラーが効かずドライバーさんには暑い思いをさせてしまいましたが、今回同型車が廃車になるのを機にクーラー修理をしました。

症状は冷たい風が出てこないとのことでした。

先ずはゲージをつないで圧を確認しましたが漏れは無さそうです。というか、マグネットクラッチ(以下M/C)が入らず低圧と高圧がバランスしています。調べてみるとM/Cまでは電気が来ていますが励磁していません。コイルの導通を調べてみるとどうやら内部で断線しているようです。

と、ここまでは夏前にわかっていたことでしたが、サービスカーに多額の修理代は掛けられません。そこで今回、同型車の廃車がでたので思い切ってACコンプレッサー交換を実施しました。

ドナー車(左)と修理待ちのサンバー


サンバーはリヤエンジンの為、荷室の点検蓋を開けてエンジンルームにアクセスします。リヤエンジンなんて まるでバスみたいですね。重量配分はどうなっているのでしょうか?


コンプレッサーはオルタネータの前側にあります。

ベルト1本でオルタネータまで駆動しているので、コンプレッサーのM/Cベアリングが焼き付いてもクーラーベルトを外して走らせる荒技が出来ません。ちなみにキャンターの4P10エンジンも同様です。


ベルトを緩めるときに気が付いたのですが、ベルト調整のテンショナー(調整ボルト)がありません。ベルトを張る時にはオルタネータを張る方向に寄せながら固定ボルトを締め付ける事になります。


外れたコンプレッサー(右)とドナー車外しのコンプレッサー(左)

外して分かったのですが、M/Cのベアリングにゴロもでていましたので丁度良い機会だったのかもしれませんね。しかしドナー車のオイル滲みも気になるところではありますが・・・


コンプレッサーの脱着自体はスムーズに出来ましたので、ドナー車に不良コンプレッサーを戻すあいだに真空引きをしています。当日は雨でしたので充分引いてやりました。


真空ポンプを止めてゲージが上がらないのを確認した後ガスチャージします。

で、お約束のサービス缶 熱湯投入で規定量きっちりガスを入れました。


 あとは試運転がてら燃料を入れに行き、冷え具合を確認しての作業終了になりました。

その後ドナー車はドナドナされて行くのでした。

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