2021年5月31日月曜日

車高灯の交換(17レンジャー)

 今回はアルミバンについている車高灯の交換です。

担当ドライバーさんが青いランプに替えたいとの事でいろいろ探してみましたが、もともとついている様な形状のものがなかなか見つからず、そこで目をつけたのが写真のようなLEDサイドマーカーです。

サイズは小さめで取り付けステーも付属してますがもともとサイド用なので、車高灯のようなバンの平面に取り付けるためには加工が必要になってきます。



ダウンライト付きです。

本来ダウンライトは地面を照らす灯りですがアルミバンを照らしても意味がないので、点灯するかしないかは実際取り付けた状態をドライバーさんと確認しながらの相談になります。


値段の割には防水がしっかりしていそうですが、取り付け時にさらにシーリングしてやります。


今回の取り付け方法で悩まされたのが車検時に元に戻すことが出来るようにすることと、あまり大掛かりな工事にならないよう簡単かつ見栄えの良い取り付け方法を考えることでした。

そこでたどり着いたのが写真のような「配線モール」にマーカーを付けアルミバンに取り付ける方法でした。



材質は樹脂製で軽く加工も容易ですので思いどおりに仕上がりそうです。


マーカーを横2連にしましたが3連・4連でも映えるかもしれませんね。


ベースの仕上げにアルミテープを貼りました。

チープさが無くなり、どこかのトラックショップにありそうなカスタムっぽくなりましたがいかがでしょうか?



取り付け車両は長距離出張中ですので、取り付けは後日になります。


つづく

2021年4月11日日曜日

DPF分解してみました

 ディーラー点検にてNG判定のDPF本体をもらい受けて分解してみました。


キャンターのDPFです。これから殻割りしていきます。

まずは外側のカバーをはがし本体を出し両端のフランジが取りつく部分をカットします。



本体を切り開いたところです。写真の左側が排気ガスの入口になります。

左側が酸化触媒で右側がDPFそのものになります。



酸化触媒です。入口はカーボンで真っ黒ですが・・・



のぞいてみると向こうが透けて見えるぐらい通っています。


いきなりですが、DPF側を分解(壊して)みました。

こちらは通通(つうつう)になっておらずセラミックフィルターの微細な穴にてカーボンを取集、高温で燃焼し焼き切る役目をしています。しかしカーボン以外の焼ききれない物質が堆積して詰まりの原因になっていきます。

下の写真のように”アッシュ”と呼ばれる物質が燃え残って詰まっています。


今回のサンプルは約20万キロ走行のものですが、こうなる前に予防的なメンテナンスをすることで余分な出費を抑えることが出来そうですね。



2021年3月22日月曜日

タイヤローテーションの巻

 こんな状況の中、ありがたい事に仕事に欠く事もなく忙しい毎日を過ごしていますが、宿題も溜まる一方です。そんな中、今回はタイヤローテーションのお話です。

いきなりですが外れたフロントタイヤです。写真では分かりずらいですが波状摩耗がかなり進んでおり、このままでは高速走行時ハンドルのブレや異状な摩耗が進んで、タイヤライフを待たずに寿命が来てしまいます。


こちらはリヤタイヤです。フロントにくらべ、きれいに減っています。


タイヤが外れたらハブの当たり面を清掃してやります。本来車検にて大型車両はタイヤ脱着時にハブの摩耗を点検しますが、中型以下は点検項目にはありません。しかしタイヤが外れた時にしか点検できない個所を確認するのも安心につながります。


ちなみにハブボルトも叩いて音で確認しますが、ごくまれにハブナット(ブレーキドラム内側)が弛んでいる場合がありますので要注意です。

ホイールナットを弛めるのはギヤレンチが大活躍です。ディーラーやタイヤ屋さんではインパクトレンチで締め付けられるので鉄パイプで延長しても絶対に弛みません。



ホイールのディスク面もきれいに清掃し軽く塗装してやります。取り付け時にはホイールナットをトルクレンチでトルク締めするのは言うまでもありません。



今回活躍してくれた”電動油圧ジャッキ”です。重いガレージジャッキを引きずりまわさなくても、コンパクトで大変重宝してます。


タイヤローテーションを自家でする意味について。やはりタイヤを外さなければ点検できない個所の確認ができることに尽きると思います。確かにタイヤ屋さんでも付け替えは安くやってくれますがここまではやってくれません。機会があったら自分でタイヤ交換することをおすすめします。

2021年1月9日土曜日

エアコン吹き出し口切替不良の修理その3 ブルーテックキャンター

 前回の続きです。配車に余裕ができ修理に3日間もらいましたので、自家修理で対応することになりました。完成できなくても前面吹き出し固定で車を追い出すことができるのでまだ気は楽です。

実はこの症状をディーラー工場に伝え見積を聞いたところ、なんと工賃10万円超えと修理期間1週間は見てほしいとの事でした。ディーラーでもさらに外注修理に出すそうで工賃と時間がかさむのかもしれません。もちろん本社に外注修理のお伺いはたてましたが、回答は聞くまでもありませんでした。


では早速修理に取りかかります。

エアコンユニットのダンパー部分にたどり着くには、ダッシュボードを外し上から攻めるしか方法がありません。

ここまでバラすのはもう手慣れたものです。

外れたパネルたち


ダッシュボードが外れたとこです。ユニットにアクセスするには各吹き出し口に向かうダクトも邪魔になるので外しました。



上からのぞいたところです。もしかしたらと思い、異物でも引っかかっていないか確認しましたがつまりはないようです。

ダンパー切り替えのカムを手で動かしても完全にロックされて動きません。これではケーブルが負けて曲がってしまうわけです。


さあ、困りました・・・

こういう時はとにもかくにも資料が無いと先に進みません。ディーラーから取り寄せた部品構成図をみてもそんなに複雑な構造ではなさそうですが、やはり電機屋さんの範疇でしょうか。


いよいよユニット取り外して分解か?と思いながら固着しているダンパー辺りをこじってみたり、壊さない程度にカムを動かしたりしているうちにいきなり動きだしました。


手で軽く動くのを確認してやっと一息付けました。ここまで約半日かかってしまいましたが、不具合の個所が直ったことで気持ちがかなり楽になりました。あとは元どおりにまとめるだけです。

しかし原因をつきとめるまでが私流。そこで原因を探ってみました。


ユニットの吹き出し側(デフロスター側)になにやらシミのようなものがありまだ少しベタついてます。ちょうどこの部分の下側でダンパーが張り付いていました。


デフロスターの吹き出し口付近にも似たようなシミがあり、もしかしたらコーヒーのようなものでもこぼし、それがダクト内を流れユニット内まで伝わって悪さしたのかもしれませんね。


張り付いていたところをパーツクリーナーで洗浄し、リンク関係の動作を確認しながら元どおりにまとめて完成となりました。

今回は1日で修理が完成しましたが、もしユニット脱着の作業が発生していたら、やはり交換部品の手配を含め1週間ぐらいかかっていたのかもしれません。

おわり

2021年1月3日日曜日

エアコン吹き出し口切替不良の修理その2 ブルーテックキャンター

 ブルーテックキャンターの吹き出し口切替不良は何台か修理していますが、実は今回はかなり大掛かりな作業になってしまいました。症状はやはり切替が効かないとのことで例によって点検してみると、コントロールケーブルが曲がっていました。


ケーブルの先端はダンパー切替のカムについており、チェンジレバー部分のカバーをはずして下側からの交換作業になります。
クラッチペダル左上側

手前の白いケーブルが温水コック、奥の黒いケーブルが目的のケーブルです。すぐ上にクリップがあり、外すだけでも大変な作業になります。

今回はケーブルを交換するつもりで部品を調達しておきました。

何とか取り付けが終わり作動確認したところ・・・
切替ダイヤルが動きません

何かが引っかかっているのかダンパーが動きません!!

ということで前面吹き出し固定のまま、予備車もないとの事で泣く泣くまとめて車を使ってもらったのでした。

つづく


次回予告




































2021年1月2日土曜日

いすゞエルフ エアコンフィルターが掃除しづらい

 いつものようにドライバーさんから「クーラーのフィルター外したけどつけられないよ」と言われ、いすゞはそんなにやりづらいのか・・・ぐらいにしか思っていませんでしたが私自身、いすゞはあまりさわったことが無いので車を見て納得しました。


助手席まえのパネルを外してフィルターにアクセスしますが・・・

これってどうやってフィルター外すの?ってゆうか、ドライバーさんよくフィルター外せたねと感心してしまいました。


これでは簡単にフィルター掃除もできないので、手前のハーネスやコネクターを整理してあげる事にしました。

上のグローブボックスを外し、邪魔なハーネスのコネクターを外してフィルターの通り道を確保してやります。


正面にフィルターが収まっているのがわかりますでしょうか?


コネクターは上側に逃がし固定しました。多分廃車まで触ることはないと思われますが、必要ならグローブボックスを外せばすぐにアクセスできますのでこれで良しとします。


最初の写真と見比べるとかなりすっきりしました


これならフィルター脱着で手が傷だらけになることはないでしょう



ちなみに他の車両も手直ししたのは言うまでもありませんが、こんなに汚れてもフィルター掃除が容易にできない構造って、キャンターのほうがまだましかも・・・







2020年10月18日日曜日

ヒーターが効かない時のトラブルシュートについて(日野デュトロ編)

 あっという間に朝晩ヒーターをかけるほど寒くなって来ましたが、こんなトラブルが発生しましたので点検と修理内容を紹介します。

毎朝車庫まで一緒に出掛けているドライバーさんとの会話で「最近寒くなって来たけどぜんぜんヒーターが効かないんだよね」との事で「夕方帰庫したら確認させてくださいな」とその場では答えておきましたがさて、エンジンがあったまっていてヒーターが効かない?大仕事になりそうな予感を抱きつつ、その日は配送中もその事ばかり考えていました。

夕方になり車両を確認してみると確かにエンジンは温まっていますが、温度調整ダイヤルを高温側に回しても冷たい風しか出てきません。まずはコントロールケーブルが外れていないかだけ点検しましたが外れてなく、リンク関係はスムーズに動いています。いよいよ大仕事になるかと思い「今日は時間切れなので宿題にしておいてください」と伝え、後日修理することになりました。


あまりこういう作業はしたくないのですが(当日中に完成出来ないと翌日代車がないので)修理屋さんに預けても配車に穴が開きますので、できる事だけ手を付けます。

まずはヒーターの温水回路に詰まりがないかの確認です。デュトロはフロントグリルを外すと正面に温水パイプが見えますので、触って温度差がないか確認しました。


いきなり大当たり(?)です。ヒーターコアの入口側と出口側で明らかに温度差があります。ていうか、出口側はまるで冷たいままで一瞬コア交換か?と思ってしまいました。




ホースを外しかけると気泡混じりの冷却水がの勢いよく吹き出してきましたが、これについては後述します。

さてヒーターホースを外しコアを高圧洗浄したいのですが、そんな設備道具などはありません。

そこで・・・

ヒーターコア入口側に直接水道からのホースをつなぎ勢いよく水を流しました。しかしコアが詰まっている様子はありません。それではコア出入口の温度差はなぜだったのでしょうか?

とりあえず原因もつかめないまま元どおり組み上げ冷却水を入れ十分エア抜きをしましたが、なかなかエアが抜けないのと、いつまでも気泡混じりの冷却水が循環しているのが気になります。


リザーブタンクにも冷却水を忘れず補給しておきます。ちなみにデュトロルートバンは運転席後ろに点検窓がありますが、右側にスライドドアがないと点検しずらい場所ではあります。トヨタ系のLLCは赤色ですが緑色のLLCを混ぜても問題ありません。(色は汚らしくなりますが・・・)

最後に十分エンジンを温めヒーターをかけると熱風が出るようになりました。これでドライバーさんも早朝から寒い思いをしなくて済むでしょう。


さて冷却水に気泡が混ざりホースを切る(外す)時勢いよく吹き出してきたのは、実はリザーブタンクが空だったのと冷却水不足によりヒーター回路にエアが混入し、そのためヒーターコアまで冷却水が循環していなかったのではないかと思われます。もしかしたらどこかで水漏れがあるか、ヘッドガスケットが抜けて吹き返していたのかもしれません。この車両に関しては経過を見守る必要がありそうです。

やはり毎日の日常点検、特にオイルと冷却水の点検は重要ですね

おわり