ラベル コンデンサー の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル コンデンサー の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2022年6月22日水曜日

クーラーコンデンサーファンモーターの交換 キャンター 2015年式 43万キロ走行

 今年もクーラー本格始動の季節が来ましたが、今回はコンデンサーファンモーター交換のお話です。

症状は冷たい風が出てこないとのことで、まずは簡単なところでコンデンサーファンモーターのフューズ切れかと思いましたがファンは回っています。しかし回転は弱々しくやっと回っている感じでした。

次にリレーを交換してみましたがやはり変わりません。

いよいよモーターか・・・と思いながら、予備車もないのでふそうへ部品調達に行き作業の準備にかかりました。


ブルーテックキャンターは左ヘッドライトの裏にコンデンサーユニットがあり、前回もコンデンサー交換はやってますので作業自体は簡単に出来ると思っていましたが、モーターのみの交換となると手順が違ってきます。



なるべくあちこち外さないよう考えながらバラシていきますが、いやな個所が目に入りました。


コンデンサーコアが腐ってガス漏れの跡があります。
こちらも交換が必要ですが、今回はモーター交換のみの作業で追い出す事になります。


モーターはファンシュラウドについてますのでまずはこれを外しますが、4本の取付ボルトのうち1本が実にやりずらい場所についています。

結局最後の1本を緩めるため、コンデンサーの取り付けを緩める事に。


狭い隙間からユニットを落とすのが結構苦労したところです。


外れたファンユニットと新品モーターです。


ユニット取り外しに小1時間、モーター交換に約10分・・・だいたい自動車修理ってこんなもんですよね


あとは仮止めしファンが勢いよく回る事を確認した後、元どおりに収めて完成となりました。

ちなみに前回のコンデンサー交換と、フューズの点検のリンクを貼っておきますのでご参考までに

https://kumayarou.blogspot.com/2021/10/

https://kumayarou.blogspot.com/2020/05/blog-post.html


おまけ

外れたモーターをバラしてみました。


殻割りすると削れたブラシのカーボンでまっ黒です。


ブラシは使用限度をはるかに超えていますね

ベアリングもゴロが出ています

ちょうど良いサイズのブラシさえ手に入ればオーバーホールできそうですが、新品の値段と私の作業工賃を比べたら微妙なところですね。

後にこの車両、コンデンサーを交換する事になりますが、その作業の様子はまたの機会に。


2021年7月19日月曜日

デュトロ冷房点検

梅雨も明け、いきなり35度近くまで気温が上がり冷房の効きが悪いのも当前ですが、今回は”デュトロルートバン”冷房点検のお話です。

この車は決まったドライバーさんが乗る担当車ですが、いきなり冷えなくなったとの事でとりあえず風量と冷え具合を確認しました。点検したのは夕方でしたがまだ暑く、吹出口からは確かに冷たい風が出てきません。サイトグラスで確認すると泡がいつまで経っても消えず、冷媒ガスが少ないか、冷房サイクルに問題がありそうです。

 ちなみにデュトロルートバンのサイトグラスはグリル奥に見る事が出来ます。


冷媒ガスが漏れていないか見られる範囲で点検すると・・・


コンデンサーにオイルで汚れた形跡がありますが、ハンドルボックスのシャフトオイルシールから漏れて飛んだのか、コンデンサーコアから漏って汚れているのかよくわかりません。フィンも半分潰れていましたので冷媒ガスが十分に冷やされない(凝縮出来ない)事も関係ありそうです。



とりあえずマニホールドゲージ(以下ゲージ)をつないで圧力を確認します。



アイドリング状態で低圧1.5キロ、高圧10キロですので明らかにガスが少ないですね


圧力を”キロ”と表現したのは”Mpa”表記が分かりずらく今でもキロ換算で圧力を判断している為です。使用しているゲージも”Mpa”の目盛りがないし、なにより私も古い人間ですので・・・


冷媒ガスはサービス缶での補充になります。これだけ気温が高くてもサービス缶と低圧側がバランスしてしまいガスが入っていきません。こんな時、サービス缶を逆さにして液状のガスを直接注ぎこむ方はいませんよね


サービス缶の圧を上げる為に温めてあげたいのですが、車庫での作業ですので熱湯がありません。

そこで排気ガスの熱でサービス缶を温める暴挙に出ました。昔の先輩方は皆こうしてましたが決して推奨する方法ではありません。今ではガスの回収・ガス量を量って充填できるいい機械がありますが・・・



アイドリング時 Lo 3.5Kg/cm² Hi 21Kg/cm²


レーシング時(2000rpm) Lo 3Kg/cm² Hi 25Kg/cm²

サイトグラスは白濁したままですが、とりあえず冷たい風が出るようになりました。


が、これでは修理完了になりません。

低圧が高いのはおそらくコンデンサーにてガスが十分冷やされず(凝縮されず液状にならない)ガス状の冷媒がエバポレーターに流れ込み十分に気化されない(蒸発)為だと思われます。エキパン(エキスパンションバルブ)が開きっぱなしの為に低圧側が高いのでしょう。

ガス漏れの個所は特定出来てませんがコンデンサーは後に交換しなければならないと思ってますので、部品見積を依頼して本社の決済を仰ぐことになります。

それまで冷え具合がもつことを天気に祈るばかりです。


つづく