9月になってもまだまだ暑い日が続いてますが、タイトルのとおり何台か出ている不具合と修理について紹介します。
症状はエアコンの風を全開にしても風量が弱く冷えないとの事でした。
現車を確認してみると、吹き出し口の切替ダイヤルが正面の吹き出し口の位置までまわりません。ユニットのダンパーが引っかかっているか、コントロールケーブルの動きが渋いのか、とりあえず簡単に点検できる個所から確認していきます。
先ずはセンターコンソール辺りをバラしてエアコンの操作パネル辺りがどういう状態か確認します。
とても簡単に点検できる場所じゃないですね
写真では分かりずらいですが、ダンパーのコントロールケーブルが”くの字”に曲がっていました。原因はこのケーブルの折れ曲がりの為、ダンパーを切替切れなかったと思われます。この状態での修正(ケーブル曲げ伸ばし)は作業スペースが狭く困難ですので、操作パネルをバラし作業性をよくしてやります。
風量切替スイッチの両脇4か所のビスを外し、上下6か所のツメで止まっている部分を広げて
ダイヤル部分を外します。
ダイヤル部分が外れると基板が出てきますが固定はされておらず、尚且つプッシュスイッチのリターンスプリング(4本)が抜け落ちてしまいますので注意が必要です。
白いカム(のようなもの)にケーブルの先端がはまっているだけです。この状態でもケーブルを修正することはできないので、カムを外しケーブルをフリーにして作業性をよくしてやります。
ケーブルの曲がりを伸ばしペンチでつまんで切替具合を確認しました。特に摺動も渋くはなかったのですが、気休めにケーブルにシリコンスプレーを吹いておきました。
あとは元どおりに収め完成となります。また同じ個所でケーブルが曲がってしまいそうですが、ケーブルの取り回しに無理があるのかもしれません。
初めての作業でしたのでたっぷり2時間以上かかってしまいましたが、もしケーブルの交換が必要ならかなり大変な作業になるはずです。そうなる(壊される)前に、ドライバーさんからの情報収集も欠かせませんね。
おまけ
たまにはエアコンフィルターの掃除で涼しさアップ!!
これじゃあエバポを抜ける風も半減してしまいます。
ちなみにフィルターの場所は助手席前のパネルを外すと簡単にアクセスできます。(いすゞは面倒ですが・・)
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