2022年5月15日日曜日

尿素水噴射ノズル(アドブルードージングモジュール)の分解清掃 (キャンター)

 先日スキャナで読み取ったエラーの後処置です。

エラーの内容はNoxセンサー数値異常で、高速走行時(エンジン高回転)に必ずエンジンチェックアラームが点灯するとの事でした。アドブルーの補給もしばらくしていない(減らない)そうなので出来るところから点検してみました。


キャンターの場合ドージングモジュールはDPFのすぐ後ろにあり、作業はやりやすそうです。


ここからアドブルーを霧状に噴霧し、排気ガスと反応させNox値を低減させるわけですね。


ドージングモジュールはバンドを緩めると簡単に外れますが、モジュールからのコネクタが固く外れず今回はこの状態での清掃になりました。


ガッツリ詰まってます

テールパイプ側もアドブルーの結晶がこびりついて、通り道を塞いでいますね


本来は水で溶かしながら清掃するのが良いのでしょうが、ドライバーでこそげ落としパーツクリーナーできれいに清掃してやりました。

もとに戻し、排気もれの無いことを確認し作業の終了となりました。

作業前と後にNox値を読み取りましたが数値は半分以下になりました。あとはドライバーさんからの様子の報告を待つだけです。

2022年5月7日土曜日

バックカメラ・ミラーモニターの取り付け ブラックベルト(黒帯?)キャンター

 ブルーテックキャンターに替わり黒帯キャンター(?)も良く見かけるようになってきましたが、今回は平ボディ車にバックモニターを取り付けた時のお話です。配線の取り回し方法は他車でも流用できるかと思いますのでご参考までにどうぞ。


まずはカメラの取り付けと信号線の取り出し、配線の取り回しです。


カメラは番号灯の横に、映像がケラレない位置を探りながら決めました。


バック信号の取り出しです。

配線図も準備していましたが結局現物で確認するのが確実です。



バックの配線を確認したらハーネスをほどき、信号線を取り出します。

いつものように、水が直接掛かる場所ではエレクトロタップは使いません。


配線を前まで送るためにはいろいろな方法があると思いますが、今回は適当な塩ビ管をシャシに固定し、中に配線を通しました。


後ろから・・・


前まで・・・


プラグ付きでも一気に通せます!



さてキャブ内に配線を引き込む場合、キャブチルトロックレバー辺りにもサービスホールがありますが、配線の取り回しを考え足元から引き込みます。


サービスホールにアクセスするため黒帯シリーズのアイデンティティであるグリルを外しますが、少し注意が必要です。

黒帯の両端が思いのほか固く留まっており、結局コーナーパネルを外し無理の掛からぬよう慎重に外しました。

LEDヘッドライト
ぶつけると高くつきそうです


フロントグリルを外したところです。

中央部に大きめな穴がありますが、ここならかなりの太さまで通せそうです。



車内はクラッチペダルのブラケット脇に通じています。親指くらいまでなら通せそうですね



モニターのメイン電源は未使用回路のリレーがささるカプラから取っています。ちなみに運転中だけ作動すればよいので、IGNで火が来る回路から電源を取りました。



電源はシガープラグタイプですのでシガーソケット(100均)を増設しています。


あとはピラーカバー・天井内張りに配線を隠し、モニターを取り付けての完成となりました。


おまけ

走行時

バックに入れると直下を映します。これなら寸止めできますね

以前バン車(アルミバン)に後付けした時にはバン天井・外側に配線を這わせて引き回しましたが、今回のように平ボディ車の場合、パイプ等床下に固定し配線を引き回すのがスマートで応用も効くと思います。

カスタムにいかがでしょうか?