最近ドライバー職のほうがいそがしいので、ときどき整備やってます。
先日1か月自主点検時の事です。
エンジン始動時の ” 音 ” に違和感があり、セルモーターがそろそろかと思っていたら後日ドライバーさんから「エンジンの掛かりが悪い」と申告がありました。修理屋さんに作業依頼しようと思っていたところ思いがけずに廃車がでたので、今回こちらのドナー車とのスワップ作業になります。
取付部分です。
エンジンの後ろ、クラッチハウジングの前下側についてますが、いかにもやりずらそうな場所についてますね。
セル本体の取り付けはボルト3本で留まってますが、これが実にやりずらい場所にあります。
作業前にバッテリーターミナルを外しておくのは言うまでもありませんが、このキャンター、バッテリー2個搭載の12ボルト仕様ですので注意が必要です。
上から2本、下から1本外しますがこれが固く締まっており、緩めるだけで結構手間がかかってしまいました。思うように工具が入らずこの時ほど ”BANZAI" や ”TONE" で限界を感じたことはありません。
悪戦苦闘の末どうにか外すことができましたので、取り付け前に外れたセルモーターと見比べてみました。
同年同型車のものですが微妙に違いがあります。わかりますか?
取付前にフライホイールリングギヤの当たり具合を確認(後述)してからの取り付けになります。
今回ドナー車から外したセルモーターは最近リビルト品と交換したばかりで、エンゲージ(プルインコイル)の少し長い物が付いていました。このせいで故障車への取り付けがやりずらかったわけです。
稀なケースですが、リングギヤが欠けて、セルが飛び込んでもクランキングできない場合がありますので、セルを外した時にチェックしておきたいポイントではあります。
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