2020年6月3日水曜日

ハンドルが切れない?

配車さんから一本の電話
「○○さんが乗ってる○○号、左にハンドルが切れなくなったそうだけどそのまま乗って帰ってきて大丈夫かな?」
それを聞いた私
「○○さんに気を付けて帰ってくるように連絡入れておくので入庫後点検しますよ」と伝え自分も早々に配送を終わらせ車庫に戻りました。

入庫後早速車両を確認すると確かに左だけハンドルが切れません。ドライバーさん曰く「車庫に入る時入口にぶつかるとこだったよ・・・」と、確かにこれでは曲がれません


実は思い当たるところがありキャブを上げてみたところ、やはり「ナックルストッパーボルト」の取付が弛んで飛び出していました。

ナックルストッパーとはハンドルがある角度以上切れないようにする為のストッパーの役割をしています。このボルトが飛び出していた為にハンドルが切れなかったわけです。

ナックルストッパー

ボルトを外してみるとあと2山で脱落するところでした。弛んで振られたせいでボルトのねじ山がやせているのがわかりますでしょうか?このボルトとナットは後日新品に交換する予定ですので今回はこのまま収めます。


ボルトを戻しロックナットをしっかり締めて応急修理完了です。ちなみにハンドルの切れ角(回転数)はハンドルセンターから両方向に2.5回転(ロックtoロックで5回転)ずつになります。


左折時のほうがハンドルをいっぱいまで切る頻度が高いので、よりストッパーボルトがたたかれ徐々に弛んだのかもしれませんね。


実は私の担当車も新車から3か月で弛みがでました。
オイル交換等自分でキャブを上げる機会がある方は弛みの点検も併せてするのが良いと思います。

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