2022年7月2日土曜日

走行中異音 クーラーベルト交換 日野17レンジャー

 東京でも本格的に暑くなってきましたね。

気温が35℃超えても驚きもしなくなってきましたが、日陰のない駐車場での野良整備はさすがに応えます。今回はドライバーさんからの申告で、走行中エンジンあたりから異音がするとの事で点検しました。

内容はベルトがスリップしているような音で、最初は「キュッ、キュッ、キュッ」から次第に「ギャギャギャギャ・・・」と激しく鳴いています。

潜って見てみるとコンプレッサーが回っていません。(と、最初は見えたが・・・)

ベルト鳴き+コンプレッサーが回ってないので、先入観でコンプレッサーロックかベアリングの焼き付きかと思いましたが、よくよく観察すると単純にベルトの張りがあまい様でした。

ベルトの張り調整で追い出しましたが1週間くらいでまたベルト鳴きが出てるとの事で、今回のベルト交換にいたりました。


ベルト調整の手順です(整備士さんは飛ばしてください)

17レンジャー(A05Cエンジン)のクーラーベルト調整は先ずテンションプーリー取り付けのナットを弛め、アジャストボルトを締めこみベルトを張りますが、張り具合に関しては経験と感に頼るところになります。


下からのぞいたところ

4トン車は下駄に乗らなくても下に潜れるので楽なのですが、焼けたアスファルトで背中が熱いです。


プーリーにベルトが潜り込んでます。

ここまでくると使用限度なのかも知れませんね


で、いつものように新品と比べてみました。

写真では分かりずらいですが、ベルトの腹がかなり摩耗して全体的に痩せています。これではいくら張っても切れるのを待つだけですね。


新品と交換し、しばらくエンジンをかけてから再度張りを確認し完成となりました。


他の同年同型車もベルトが鳴いているそうなので、後日そちらも計画交換することになります。