元々フォグ無し仕様のため、スイッチパネルの裏側までハーネス・コネクターが来ていません。これでは純正スイッチを購入してもフォグランプを点灯させることが出来ません。汎用のハーネスを使用してもよいのですが、電源の取り出しや配線の取り回しを考えると結構な作業になってしまいそうです。そこで車両側の空き回路(オプション未装着)を利用し点灯させる事を考えてみました。
まずは電源の取り出しからです。
助手席前のパネルを外すとSAMコントローラー他車両の電源回路が集約されています。リレーが付いているパネルに数か所空いてる個所がありますので、今回はそこから電源をとりました。
図のようにB15(フューエルヒーター)の個所はこの車両では使用していませんので、ボディ側から来ている電源線を残し、他を切断し各配線とつなぎます。作業後新規にリレーを取り付けるのは言うまでもありません。
リレーボックスを外したところ |
ちなみにB15コネクターの各配線の色は以下のとおりです。
電源=赤青
電装品(フォグランプ)=赤
スイッチ信号(スイッチより)=緑黄
アース=黄緑
純正リレーの回路とカプラーのピンアサイン |
マニュアルによるとこのリレーはMAX20Aまでですので、フォグ2灯分(55W+55W)なら余裕で点灯出来ます。
フォグランプ回路図 |
カプラー12C(白)と13C(青) |
SAMコントローラーのカプラー12C-6(白赤)と13C-2(白青)がフォグの配線でバンパー裏まで来ていますので、カプラー側で配線をカットしリレーからの赤線をそれぞれつなぎます。
フォグランプカプラー |
カプラーからフォグランプ本体、及びスイッチからリレーまでは適当な配線でつなぎ点灯確認をして完成です。